「香りのある暮らしを始めたい。でも、初期費用とか維持費って、どれくらい?」
そんな“現実的な気がかり”を抱えた方に向けて、お香とアロマディフューザーのコスト感を比較してみました。
道具の種類や香りの広がり方、使い続けるコストなど…始める前に知っておきたいポイントを見ていきましょう。
はじめに|比べる前に知っておきたい基本の違い
お香とアロマ、どちらも香りを空間に広げて楽しむものですが…
- お香:1本ずつ焚いて使う。香り付きの消耗品。
- アロマディフューザー:精油を専用器具で拡散するスタイル。道具+精油が必要。
使い方のスタイルや必要な道具が異なるため、それぞれの特性を踏まえて比較してみましょう。
比較①|初期費用(スタート時に必要なコスト)
項目 | お香 | アロマディフューザー |
---|---|---|
本体(道具) | お香立て(300〜2,000円) | ディフューザー本体(1,500〜8,000円) |
香り(消耗品) | お香10本(500〜1,000円前後) | 精油1本(10ml 1,000〜2,000円前後) |
初期合計の目安 | 約800〜2,500円 | 約3,000〜10,000円以上 |
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お香は比較的安価にスタートでき、道具も雑貨店などで手軽に入手できます。まず“香りのある暮らし”を体験してみたい方に向いているかもしれません。
比較②|1回あたりのコスト(ランニングコスト)
項目 | お香 | アロマディフューザー |
---|---|---|
香りの持続時間(目安) | 約20〜30分/1本 | 1〜3時間/数滴 |
1回あたりの使用量 | 約50〜100円/1本 | 約20〜40円相当(精油数滴) |
電気代 | 不要 | 少額(数円程度) |
1回分の合計目安 | 約50〜100円 | 約30〜60円程度 |
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アロマの方が「1回あたりの香りの持続時間」が長めで、コストパフォーマンスが良く感じられることも。ただし、香りの広がり方や感じ方は異なるので、好みによって選ぶのがよさそうです。
比較③|使い方・お手入れ・手間
比較ポイント | お香 | アロマディフューザー |
---|---|---|
使用後の片付け | 灰の処理のみ | 水の入れ替え・器具の洗浄あり |
火の使用 | 必要(ライターなど) | 不要(電気式) |
扱いやすさ(初心者向け) | ○(シンプル) | △(精油の濃度・お手入れ注意) |
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「気軽さ」ではお香、「香りのバリエーション」や「細かい調整のしやすさ」ではアロマディフューザーに軍配があがる印象。生活スタイルや性格に合わせて選ぶのがベストです。
初心者さんタイプ別|おすすめの選び方
こんな人におすすめ | お香が向いている | アロマディフューザーが向いている |
---|---|---|
できるだけ安く始めたい | ◎(初期費用が少ない) | △(機器や精油をそろえる必要あり) |
手間なく使いたい | ◎(火をつけるだけ) | △(準備や片付けが必要) |
空間ごと香りを楽しみたい | ◎(煙と香りで空間に変化) | ○(やさしく広がるタイプ) |
香りを使い分けたい | △(種類は限られる) | ◎(精油の種類が豊富) |
火の使用が不安 | △(火の管理が必要) | ◎(電気式で火不要) |
私の結論|“お香で香りを体験”“アロマで自由に使い分け”
私の場合、まずは「気軽に香りを体験したい」と思い、お香からスタートしました。
シンプルなお香立てと数本の香りを試すだけで、煙のゆらぎや香りの余韻を楽しめる時間に出会えました。
その後、気分や時間帯で香りを使い分けたくなって、アロマディフューザーも取り入れるように。
朝の支度や作業中など、切り替えたいときにはアロマの香りがちょうどよく感じます。
よくある質問(FAQ)
Q. アロマの精油はどのくらい持ちますか?
→ 一般的に10mlの精油で約200滴ほど。1回3〜5滴使用とすると、40〜60回分ほどになります。
Q. お香は毎日使うとコストがかかりますか?
→ 1本50〜100円前後と考えると、1日1本で月1,500〜3,000円程度。コーヒー1杯分くらいの感覚です。
まとめ:どちらが正解ではなく、「暮らしに合う香り習慣」を
香りのある暮らしに、決まった正解はありません。
お香とアロマ、それぞれに良さがあり、「使う人の暮らし」に合うかどうかが選ぶポイントになります。
まずは少しずつ試しながら、あなたにとって心地よい“香りの取り入れ方”を見つけてみてください。
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